名古屋グランパスは、17日に行われたJ1リーグ第9節で鹿島アントラーズと0-0で引き分けた。
鹿島は勝てば首位返り咲きだったが、最後までゴールを割れず。ただ3バック(5バック)を敷いて激しく応戦した名古屋の守備と戦いぶりを褒めるべきだろう。
その一角を担った元日本代表DF丸山祐市は試合後、DAZNのインタビューでこのように話した。
丸山祐市(名古屋グランパスDF)
「鹿島アントラーズさんはとても強いチーム。チャレンジャー精神を持ちながら戦ったなかで互いに良いゲームができたのかなと思います。
1点で決まるゲームかなと思いましたけど、勝点1を取れたことをポジティブに捉えたいと思います。
(守備の部分で心がけたことは?)
前に鈴木選手と上田選手という素晴らしい選手がいるので、良い形でシュートを打たせないとかクロスに対してしっかりアプローチするとか、そういうところをしっかりできたのかなと思います」
鹿島は鈴木優磨、上田綺世というJリーグ屈指の2トップを擁するが、その二人に仕事をさせなかったことについて胸を張った。
そんな丸山は、昨年5月に右膝前十字靱帯と内側側副靭帯を損傷し長期離脱。13日のルヴァンカップで復帰を果たしていたものの、Jリーグの試合はこれがおよそ11か月ぶりの出場だった。
それについては「シンプルにサッカーが楽しくできていますし、たくさんの方に支えられて今があると思います。これからももっと頑張っていきたいと思います」と話している。
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なお、名古屋の長谷川健太監督によれば、3バック(5バック)のシステム変更は丸山が復帰したことが一つのきっかけになったという。
その長谷川監督も「(鹿島は)シンプルに、前線の個の力というところを、特に最近の試合では生かしてくる印象がありました。(その相手に)やっと締まった試合ができたというのは非常に大きな手ごたえだった」と満足そうに語っていた。