佳境を迎えている欧州各国リーグ。トルコでは降格が決まった試合で驚きのプレーがあった。
ガジアンテップ対ギョステペ戦でのワンシーンがこちら。
👀 #beINSüperLig, Gaziantep FK - Göztepe karşılaşmasının son dakikalarında yaşanan olayları değerlendirdi. pic.twitter.com/d7yqYXV0Qo
— beIN SPORTS Türkiye (@beINSPORTS_TR) April 23, 2022
1-1で迎えた後半アディショナルタイム、ガジアンテップFWムハメト・デミルはPKをわざと外したのだ。一体なぜ…。
この試合に勝たなければ降格が決まるギョステペは、後半AT2分に先制ゴールをマーク。だが、主審のドロップボール直後に決まったそのゴールは物議を醸すことに。
そこで彼らは得点直後のキックオフで守備をせず、ガジアンテップにゴールを“返上”。その直後、ガジアンテップがPKを得たのだが、デミルはそれを外すことを選択した。
そのおかげで試合は1-1の引き分けとなったが、結局、ギョステペは2部降格が決定。『Ajansspor』によれば、デミルはPKを外した理由についてこう述べていたそう。
ムハメト・デミル(ガジアンテップFW)
「彼らは勝点3を獲らなければ降格するにもかかわらず、僕らにゴールすることを許してくれた。
僕らは得点した1分後にPKを得た。彼らが得点を許してくれなかったら、PKもなかっただろう。
変な気持ちだった。彼らがフェアプレーを見せてくれた後に自分たちが彼らを降格させるのはよくないと思ったんだ。
自分自身、そして、チームとしてあの決断を下した。まだ変な気分だ。後悔はしていない」
相手のフェアプレーへのお返しとして、わざとPKを失敗したようだ。それでも相手の降格は回避できなかったが…。なお、ドロップボールを直接ゴールに蹴り入れても、ルール上得点は認められない。
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海外では、ドロップボールと判定した主審のジャッジを含めて、一連のプレーはよく分からない…と物議を醸している。
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