すでにPSGの優勝が決まっているリーグアンでは、全チームの選手がレインボーカラーの背番号になったユニフォームを着用した。
これはホモフォビア(同性愛嫌悪)に反対し、LGBTQ+を支援するためのもの。
ただ、PSGのセネガル代表MFイドリサ・グエイはこのユニフォームを着ることを嫌がり、試合をボイコットしていたという。
試合後、ポチェッティーノ監督は「イドリサは遠征したものの、個人的な理由で試合から外れた。だが、怪我ではない」と微妙な言い回しをしていた。
2019年からフランスリーグでは反ホモフォビアの日である5月17日頃に同様の試みを行ってきたが、グエイは昨年も同時期の試合を欠場。
彼は敬虔なイスラム教徒であり、一部のイスラム諸国では違法である同性愛は死刑を含めた厳罰に処されることもある。
『RMC Sport』によると、フランスのLGBT+スポーツ連盟の会長がこの件に言及したという。
「彼が優れた選手であることは認める。
だが、スポーツにおいて宗教は問われるべきではない。スポーツでのホモフォビアは否定されるべきだ。
彼を除く全選手が参加したので、制裁を受けるべき。
選手が様々な言い訳をしているのを見ると、クラブやリーグがホモフォビアを許しているのに気付かされる。
今日、ホモファビアは法律で処罰される」
グエイに処分を科すように訴えたようだ。フランスでは2004年に法律改正を行い、ホモファビアな発言を違法としている。