Nikeは23日、多くの選手に愛されているスパイク「マーキュリアル」シリーズのNEWモデル『エア ズーム マーキュリアル』を発表した。

Nike Air Zoom Mercurial Superfly

現代フットボーラーのために一から作られたという『エア ズーム マーキュリアル』。大きな特徴の一つは、プレートの中に内蔵させた足底の3/4をカバーする「ズームエアバッグ」だ。

足と地面との距離を近づけ、これまで以上の優れた弾み、推進力やエネルギーリターンを提供。この新しい「ズームエアバッグ」には自然な動きを促す屈曲溝が採用されており、フットボールのダイナミックな動きに必要な足の屈曲性を高めている。

クリスティアーノ・ロナウドらとともにこのスパイクを着用するスーパースターの一人、フランス代表FWキリアン・エムバペは次のように語る。

「私が、マーキュリアルアスリートとしていつも大切にするのは速さです。それも、相手よりも速く動くことです。この画期的なテクノロジーに興奮しています。エアは、マーキュリアルアスリートにとって、最高のパフォーマンス コンディションを提供してくれます」

側面に大きく入った“AIR”の文字。バスケットボールシューズの名作『エア モア アップテンポ』を彷彿とさせる。

アッパーにはヴェイパーポジットを進化させた新しい素材を採用。このヴェイパーポジット+アッパーは、グリップ性を高める逆V字のメッシュの下に、高速の動きでもボールコントロールを助けるフライニットの裏打ち素材を組み合わせている。

Nikeグローバルフットボールフットウェアのシニアディレクター、コリン・エダー氏のコメントは以下の通り。

「ダッシュをするときや高速で横へ移動をするときに足元が安定していることが重要です。ヴェイパーポジット+アッパーは、データを基に設計されたスピードゲージがフットボーラーの最も必要とする部分に最適なサポートを提供し、シューズに足が固定するようなフィットを実現します」

極限のスピードを求める「マーキュリアル」のフラッグシップモデルだけに、スタッドも進化。トライスターのスタッドパターン(※エリートのFGに採用)は、横の動きやあらゆる方向へ動きの速さを高める形となっている。

『エア ズーム マーキュリアル』のローンチカラーのコレクションは、Nikeメンバーなどを対象に日本では7月6日より随時発売開始予定。

その後、追加のカラーが販路を拡大して発売開始予定だという。実際のスパイクを見るのが楽しみだ。

トップモデルのエリートは、引き続き『スーパーフライ』と『ヴェイパー』の2種類をそれぞれFGとAG-PROで展開。テイクダウンモデルのプロは『ヴェイパー』のみでHGとTFが登場する。

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また、プロと同様にエリートの優れた点を継承しながらも、比較的抑えた価格帯で提供されるアカデミーは『スーパーフライ』『ヴェイパー』がそれぞれHGとTFでリリース。こちらは重量比20%以上に再生原料を用いたサステナブルなスパイクとなっている。

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