カナダ、アメリカ、メキシコが共催する2026年のワールドカップでは出場国が32から48チームに増える。

FIFAは、グループステージを3チームごとの16グループに分ける形で全80試合を行うとしてきた。ただ、これまでと同じように4チームに分ける可能性も残っているようだ。

3チームにした場合、各チームのグループステージ最終戦を同時に行うことができないという問題が出る。

1982年大会ではそのことで「ヒホンの恥」と呼ばれる事件が起きた。西ドイツとオーストリアが談合のような試合をしたことで前日に戦いを終えていたアルジェリアが敗退に追い込まれたのだ(当時は24チームが4チーム×6グループに分かれる形だったが、最終節は1日違いで行われた)。

この事件が起きたことでW杯のグループステージの最終節は同時開催となったという経緯がある。

そうしたなか、CONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)の会長は『The Times』の記者に対して、「3チームの16グループが決まっているとは思わない」と発言。

また、グラント・ウォール氏によれば、FIFAは2026年W杯を4チームの12グループにすることを検討し始めたとのこと。

【関連】2022年W杯に出られない11名の輝かしいスーパースター

4チーム制にした場合、大会の総試合数は104に増えるため、FIFAに多くの利益がもたらされることにもなるという。

【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手