すったもんだの末にバイエルン・ミュンヘンからバルセロナに移籍したロベルト・レヴァンドフスキ。
大エースとして多大な貢献を果たしてきたが、最後の別れ方は後味の悪いものになってしまった。
そうしたなか、『ESPN』でのインタビューが話題になっている。バイエルンの経営陣を暗に揶揄するものだったのだ。
ロベルト・レヴァンドフスキ
「(バイエルンがアーリング・ハーランドを獲得するという噂によって、移籍を希望したと伝えられているが)
違う、アーリングとは関係ない。
僕は自分に都合が悪いことがあったとしても、真実のほうを大事にする人間だ。
起きたことを正確には話したくない。でも、移籍を決めたのは彼のせいかと聞かれるなら、それは違う。もし彼がバイエルンに加入しても問題はなかった。
でも、ある種の人々は僕に真実ではなく、違うことを言う。
自分にとって常に大事だったのは、明確であること、真実であり続けることだった。ある人達にはそれが問題だったのかもしれない。
結局、自分のような人間にはうまくいかなこともあると分かった。それはいいさ、問題ない。
バイエルンを出て、バルセロナに加入する良いタイミングかもしれないと感じたんだ。
バイエルンを退団するまでの数週間に起きたことは、かなり政治的なことでもあった。
クラブは僕を他のクラブに売ることができる理由についての論争を探し出そうとしていた。それまでだとファンに説明するのが難しかったからね。
自分について言われていることがデタラメばかりでも、クソばかりでも受け入れなければいけなかった。
真実ではない。でも、最終的にはそういう時期でもファンが僕をとてもサポートしてくれることが分かったんだ」
レヴァンドフスキはバイエルン側がウソを流布していたと揶揄していた。
ただ、『Bild』などによれば、バイエルン側はこれに反論したという。スポーツディレクターのハサン・サリハミジッチが「まったく理解できない。私は父から、出ていく時は絶対にドアを尻で閉めてはいけないと教わった。ロベルトはまさにそれをやっている」と苦言を呈したとのこと。