このほど行われたブラジルの大統領選。ルーラ氏が現職のジャイール・ボルソナーロ氏を破り、2010年以来となる返り咲きを果たしている。

ブラジル代表で10番を背負うネイマールはボルソナーロ支持者であり、彼への投票を呼びかけていた。

現地メディアによれば、ルーラ支持者たちの祝勝会では「ネイマールよ、(税金を)申告しろ」という大合唱が起きていたという。

ネイマールはブラジルの歳入庁の調査を受けた際、1.88億レアル(54億円)もの罰金を科され、一部資産を凍結された。その後、2019年に父親が当時の国税局長官と面会。すると制裁の一部が無効になった。

そうしたことがあったため、ルーラ氏は「ネイマールは大統領を好きに選ぶ権利がある。彼は私が当選するのを恐れているのだろう。ボルソナーロが免除した彼の税金について私が知ることになるからね。ボルソナーロが彼の父親と取引したのは間違いない。スペインでも税金問題を抱えている」と冗談交じりに話していたのだ。

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ただ、この発言には根拠がなかったとされており、ネイマール側は反発。親族が経営する会社は、税免除を否定しつつ、「大統領候補が表現の自由の合理的限度を超えたスピーチをすることは期待されていない」との声明を出していたそう。

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