マンチェスター・シティでゴールを量産するノルウェー代表FWアーリング・ハーランド。
そうしたなか、バルセロナ時代にジョゼップ・グアルディオラ監督のもとでプレーしたズラタン・イブラヒモヴィッチの発言が話題になっている。ペップと仲違いしたことで知られる彼はこう述べたのだ。
「ハーランドは大好きだね。彼は非常にインテリジェントな選手だ。
自分の範囲外のことはしないし、ボールを受けるために深い位置に落ちることもしないし、ゴール前で待ち構えて得点を奪う。
フィリッポ・インザーギやダヴィド・トレゼゲ、クリスティアン・ヴィエリのような選手を思い出させる。彼はこの3人の“新バージョン”のようさ」
「(ハーランドがペップのもとで成長を続けられるかは)グアルディオラのエゴ次第だ。彼が自分以上に大きくなることを許すかどうか。
なぜ彼が俺に成長することを許さなかったか?それは俺だけでなく、他の多くの選手にも起きたことだ」
ハーランドがシティで成長を続けられるかは、グアルディオラのご機嫌しだいと口撃していたのだ。
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このイブラのエゴ発言にペップも反応。記者会見で記者から質問を受けるとこう答えていた。
「彼は正しい。まったくもって正しいよ。
このクラブ、このチームで、私のエゴは選手のパフォーマンスよりも上にある。
アーリンが3ゴールを決めて、ハイライトが全部彼になるのは嫌だね。
私はすごく嫉妬する、すごくね…(笑)。
その後に『アーリン、頼むからもうゴールしないでくれ』と彼に伝えた。
そうしなければ、The SunやDaily Mailは私のことを話題にしてくれないからね。
(自分が考えているのは)自分のことだけ。彼は正しい、私のことを完璧に理解しているよ。
(皮肉なのかと聞かれると)いや、私は正しい。私が言っていることは正しいよ。
私のエゴは…(天井知らず?と聞かれ)そうさ」
イブラの指摘は正しいとしつつ、全編皮肉といえる返答だった。