自身最後となるワールドカップで悲願の優勝を遂げたアルゼンチン代表リオネル・メッシ。

トロフィーを掲げる前には、カタールの首長から黒いマントを羽織られるシーンもあった。

これは「Bisht」と呼ばれるもので、アラブ圏でポピュラーな伝統的男性用マント。『BBC』によれば、大会組織委員会の事務総長はこう説明していたという。

「公式の場でのドレスであり、お祝いの場で身に着ける。メッシをお祝いするものだった。

今W杯は、我々アラブやムスリムの文化を世界に紹介する機会だった。カタールではなく、地域的なお祝いだった。

様々な立場の人たちがここに来て、ここでの出来事を体験し、全ての意見は一致しないかもしれないが、それでも一緒にお祝いできることを理解できたはずだ」

『The Athletic』によると、「Bisht」は結婚式や宗教的な祭りなど特別な機会に着用するもので、欧米でのブラックタイに相当するものだとか。

【関連】キャプ翼にピカチュウも!W杯アルゼンチン代表のタトゥーがすごい選手たち

そのうえで、W杯のトロフィーを掲げる際に、現地の衣裳を着るのは、かなり異例だとも伝えている。

【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手