ワールドカップの閉幕を受けて、再開されたプレミアリーグ。

トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインはブレントフォード戦に先発出場したが、辛辣な野次が物議を醸している。

彼はW杯の準々決勝フランス戦でPKを失敗し、戦犯扱いされた。そういうこともあり、この日は相手サポーターたちから「お前は国を失望させた」という侮辱的な罵声が浴びせられたのだ。

試合はそのケインの追撃ゴールなどで2-2の引き分けで終了。試合後、トッテナムのアントニオ・コンテ監督やMFピエール・ホイビュアは、ケインへの罵声についてこう述べていた。

アントニオ・コンテ

「私はハリーの能力、メンタリティ、試合と練習への取り組み方に微塵の疑いも持っていない。

彼はW杯でとてもいいプレーをしていたのに、おかしい状況に直面している。

W杯でいいプレーをしていたが、準々決勝でPKをミスしたからなのだろう。あれはイングランド敗退の決定打になったPKだった。

だが、サッカーはこういうものであることはよくご存知だろう。

ポジティブな瞬間もあれば、ネガティブな瞬間もある。

強いメンタルを持ち、トッププレイヤーであり、大きなレベルにある場合、ネガティブな状況から脱して前に進まなければならない瞬間があるものだ。

ハリーはそれをやってのけた。彼は本当に本当にいい選手であり、特にいい人でもある。だから、我がファンや他のチームのファンも彼に拍手を送るべきだ」

ピエール・ホイビュア

「ケインを疑うことは、サッカー界で最悪の間違いだね。

彼はマシーンだ。彼の強さを過小評価するのは、大きな間違い。

彼は世界一になれるクオリティを持っている」

2人ともケインをリスペクトするべきだと唱えていたようだ。

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