ワールドカップ優勝メンバーであるアルゼンチン代表GKヘロニモ・ルッリは、この冬にビジャレアルからアヤックスに移籍した。

30歳の彼に支払われた移籍金は800万ユーロ(11億円)で、エールディビジ史上最高額のGKにもなっている(ボーナスで最大200万ユーロが追加)。

ルッリの加入で立場が危うくなったのが、39歳の正GKレムコ・パスフェール。

彼は38歳という年齢でオランダ代表にデビューすると、W杯メンバーにも選出された遅咲きだ(出場はせず)。

ただ、契約は今季限りとなっており、今後は出番がなくなる可能性もある。パスフェールはNEC戦の試合後、『ESPN』のインタビューでこう話していた。

「今日は自分が正GKだったが、監督からは何も聞いていない。どうなるか見てみよう。

自分は常に全力を尽くしてきたし、絶対にあきらめない人間でもある。

決めるのは監督であり、彼ははっきりさせる必要がある。

今のところは、何も聞いていない。だから、ずっとやってきたことに邁進するのみだ。つまり、優勝を目指す。

クラブが将来を見据えているのはいいことさ。彼らとしても、そうしなければならない。あとは待つしかない。

ルッリはまだプレーできないので、何かを言うのは難しい。

証明しなければいけない。ベストを尽くすし、アヤックスのために最善を尽くす」

監督からは何も言われていないとやや驚いていたという。シーズン当初は好調だったパスフェールだが、昨年9月の代表デビュー後はパフォーマンスを落としていた。

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なお、アルフレト・スフリューデル監督は「GKを獲得したなら、彼が正GKになるというのが論理的」とNEC戦前に話しており、守護神交代はほぼ決まっているようだが…。

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