35歳にしてワールドカップ初優勝を遂げたアルゼンチン代表リオネル・メッシ。

彼が代表デビューしたのは、2005年8月のハンガリー戦だ。ただ、当時18歳だったメッシは交代出場からわずか1分後に一発退場になっている。

現在、アルゼンチン代表監督を務めるリオネル・スカローニは選手としてその試合に出場していた。『Universo Valdano』に出演したスカローニ監督は、メッシの退場をこう振り返っている。

「信じられなかった。憤慨したよ。ありえない…。

彼が代表で最初に受けたパスは私からのボールだった。『俺が彼に渡す』とあらかじめ言っていたんだ。

彼が代表で最初にタッチしたボールは私からのパスだった。

で、その1分半後に彼は退場にさせられてしまった。彼に起きるはずがないことがね…」

メッシは後ろから掴んできた相手に肘打ちを浴びせるような形になり、一発レッドカードを提示された。スカローニが憤慨したのは、ドイツ人審判の判定に対してということだろうか。

【動画】ある意味伝説…メッシ、代表デビュー戦での一発レッドシーン

そんなメッシはいまや代表チームで絶大な信頼を寄せられている。スカローニ監督は「彼はサッカー界のリーダーだが、話す時も正しい言葉を発する。彼がチームメイトに伝えていることは、サッカー選手としてだけでなく、どんな人間でも見たことがないものだ。説明するのが難しい。チームメイトたちが彼をどう見ているか、あの感嘆の眼差し…説明するのはとても難しいね」と話していた。

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