現在ドイツ1部で16位と2部との入れ替えプレーオフ圏内と苦しんでいるシュトゥットガルト。財政悪化により同所属の日本代表MF遠藤航とDF伊藤洋輝が流出する可能性があると27日、ドイツメディアの「Heidenheimer Zeitung」が報じた。
同メディアは降格がもたらすものという見出しで、降格した際の影響や損失を分析した記事を掲載。
2部に降格した場合は過去の経験から、現在5000万ユーロ近くある予算が半減する可能性が高いと示唆した。そのため最大の出費である人件費の削減も避けられないと指摘した。
同メディアによると人件費削減のための放出候補は複数人いるとされ、そのうち遠藤航については2022年開催のW杯カタール大会に向けて「イングランドの目標は、まだ頭の中にある」と過去のコメントを含めて取り上げられていた。
続けてギリシャ代表DFコンスタンティノス・マヴロパノスとDF伊藤洋輝がフランクフルトに興味を持たれていると明かす。
マヴロパノスが市場価値1500万ユーロ、伊藤が500万ユーロの価値があるとし、フランクフルトのオリヴァー・グラスナー監督が「ブンデスリーガの4分の3(に当たるチーム)がこの2人を欲しがっている」とコメントしたと報じた。
チームは前回の降格により選手の年俸が平均20%カットされたという。
また今夏の移籍市場では、昇降格関係なく移籍金収益を黒字化しなければならないと同メディアは報じる。日本代表の守備の核である2選手の動向とチームの行く末に注目が集まっている。