先日鎌田大地の獲得を断念する可能性が示唆されたACミラン。現在中盤の新戦力候補としてバレンシアのアメリカ代表MFユヌス・ムサーの獲得に動いているとのこと。

『Milannews』によれば、数日前からミランはユヌス・ムサーとの交渉を本格的にスタートさせており、早期にそれをまとめたい意向を示しているそうだ。

ファブリツィオ・ロマーノ氏も自身のTwitterでそれを伝えており、移籍金はバレンシアの希望が3000万ユーロ、ミランの提示が2000万ユーロであるという。

そして、最終的にはボーナスを含めておよそ2500万ユーロ(およそ39.2億円)ほどで両者が妥協するのではないかと予想されているそうだ。

ユヌス・ムサーは2002年生まれの20歳。ガーナ出身の両親の下アメリカで生まれ、イタリアで育ち、9歳でイングランドに渡ってアーセナルのアカデミーで育ったという変わり種のミッドフィルダーである。

そして16歳でアーセナルからバレンシアへと移籍し、17歳でラ・リーガにデビュー。すぐさまレギュラーを獲得し、3シーズンに渡ってチームの中心的な役割を担っている。

またアメリカ代表でもすでに27試合に出場しており、昨年末に行われたFIFAワールドカップ・カタール2022のメンバーにも選ばれていた。

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ミランは日本代表MF鎌田大地を狙っていると伝えられていたが、先日「外国人枠の問題で獲得交渉が難航している」ともレポートされた。その理由はチェルシーからルベン・ロフタス=チークの獲得が決まったためで、イングランド人はEU外選手として扱われるからだ。

一方でユヌス・ムサーはアメリカ代表選手ながらスペインのパスポートを保有していることからEU内の扱いとなるため、外国人枠に影響を与えない。そのためミランとしては今後の補強に制限がかかる可能性が低いという。

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