東海社会人2部岳南Fモスペリオは9日、MF赤星貴文の今季終了を持っての現役引退と来季からラブ代表取締役に就任を発表した。

育成年代から天才と称された赤星は清水エスパルスの下部組織、藤枝東高を経て複数チームの争奪戦の末J1浦和レッズへ加入した。

浦和では選手層の厚さから出場機会を得られなかったが、2008年に期限付き移籍したJ2水戸ホーリーホックではリーグ戦41試合8得点と実力を見せつけた。その後はモンテディオ山形、当時JFLのツエーゲン金沢を経てラトビア1部リエパーヤに欧州挑戦を果たした。

2011年1月に当時ポーランド2部ポゴン・シュチェチンへ移籍し、2011-12シーズンは1部昇格に貢献。2013-14シーズンは35試合7得点9アシストとリーグ屈指の活躍を見せて、翌シーズンはロシア1部FCウファへステップアップした。

ウファ退団後はタイのラーチャブリーFC、スパンブリーFC、イランのフーラードFC、インドネシアのアレマFCでプレーし、2021年4月に現役引退を発表した。

だが翌月に現役引退を撤回して岳南Fモスペリオに加入してクラブ営業スタッフしながら現役を続行した。

赤星は

皆さん、こんにちは。 岳南Fモスペリオの赤星貴文です。
今シーズンをもちましてサッカー選手としては引退することをご報告させていただきます。
2年半前に1度現役引退を発表したタイミングで、クラブの方からもう1度地元の為にプレーして欲しいというお誘いをいただき、選手兼営業スタッフとして活動をしてきました。
お世話になった方々に、もう1度地元でプレーしている姿を見せれた嬉しさ。その機会をくれたクラブに感謝でいっぱいです。
今シーズンの残りの試合も全力で戦い、その後はモスペリオの代表取締役GMとして全力で戦っていきますので、引き続き応援よろしくお願い致します。そして最後に、いつも赤星貴文を支えてくれている家族、友人、クラブスタッフ、チームメイト、サポーターの方々に感謝を込めて、皆さんにいつも本当にありがとうございますと、赤星貴文のストーリーはまだまだ続いていくと伝えさせてください。
今後とも宜しくお願いします。

とリリースを通じてコメントした。

過去にQolyは赤星のインタビュー記事を掲載。関連記事のリンク先から読むことができる。

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