J1柏レイソルは22日、今月17日開催のJ1第27節アウェー横浜FC戦で観戦ルールを破った柏レイソルを応援する観客1名の処分を発表した。

柏のリリースによると、2023明治安田生命J1リーグ第27節・横浜FC戦の試合後、ホームゴール裏入場ゲート付近において、柏レイソルを応援する観客1名が警備員から観戦ルールに関する注意を受けた際に、持ち物をぶつけるなどの暴力行為をおこなったという。

これにより柏は観客1名に対して柏が出場するJリーグ公式戦のホームゲームおよびアウェイゲームへの無期限入場禁止(天皇杯、プレシーズンマッチなどJリーグまたはクラブ主催の試合興行も含む)処分を下した。

柏は暴力行為を犯した観客に対して「サポーター」と書かなかったことで、毅然(きぜん)とした対応を見せた。これまで観客の暴力行為などをサポーターと表記するリリースや報道が散見されたが、柏は観戦ルールを違反した観客とクラブを支援するサポーターを明確に差別化した。

柏は

昨日(21日)発表された「日本サッカー協会(JFA)、Jリーグ、Jリーグ全60クラブ共同メッセージ」にもありますように、今回の違反行為を受け、クラブとして、セキュリティ体制強化や観戦ルールの周知を徹底してまいります。また同様の事象が起らないよう、引き続き、安心・安全なスタジアム運営に努めてまいります。スタジアムにご来場いただく皆さまにおかれましても、リスペクトの精神を持った行動・言動を心掛けるとともに、ご来場の皆さまが安心・安全に観戦できるスタジアム運営の実現に向けて、観戦ルールの順守をお願いします。

とリリースした。

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先月2日に開催された天皇杯ラウンド16浦和レッズ対名古屋グランパス戦で発生した浦和を応援する観客の違反行為などを受けて、21日にJリーグ全60クラブ共同メッセージを発表した。熱さと違反行為をはき違えた人間に対して、今後Jリーグクラブは柏が下した毅然とした対応が求められる。

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