中村敬斗と伊東純也の日本人コンビが所属するスタッド・ランス。古豪として知られるクラブは2018-19シーズンにリーグアンに復帰すると、2019-20シーズンには6位に躍進するなど復活しつつある。

この夏にはウーゴ・エキティケ(PSG)やイェンス・カユステ(ナポリ)を売却する一方、中村やデンマーク代表FWモハメド・ダラミ―らを補強。

『Sud Ouest』によれば、スタッド・ランスのマーケティングディレクターであるマテュー・ラクール氏は「この5年間に我々がやってきたこと、そして移籍市場で達成することができたことの集大成」と手応えを口にしていたそう。

また、モナコからチェルシーに移籍したアクセル・ディザシ、アルメリアからアタランタに移籍したエル・ビラル・トゥーレもスタッド・ランスで育成された選手であるため、移籍金の一部を得た。ラクール氏は「2人から得られるものは中村の獲得資金になる」とも話していたとか。

そんなランスは2018年のリーグアン復帰後、着実に成長。クラブはこの5年でインフラ改修、テクニカルスタッフとメディカルスタッフの拡充、そして、データへの投資を行ってきた。

ラクール氏は「大きな投資をする前に物理的・人的構造を発展させる必要があった。伊東、中村、ダラミーに投資する場合、彼らがパフォーマンスを発揮する条件が全て整っていなければいけない。いい結果、欧州カップ戦への復帰、海外での投資のおかげで我々はよい評判を得ている。それによって、クラブとプロジェクトにもう少し光が当たるようになった」とも口にしていた。

伊東と中村は活躍できるという裏付けがあり、獲得を決めたようだ。

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そんなランスを率いる弱冠30歳のウィル・スティル監督は、「Football Manager」というゲームから指導者を志したという変わり種。これからもランスがどんな動きを見せるのか注目だ。

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