Jリーグは21日、「週刊新潮の記事で報じられた『票操作』に関する内容は事実無根である」と声明を発表した。

先日Jリーグは各クラブの投票を行い、正式にシーズンを春秋制から秋春制に移行することを賛成多数で決定した。

週刊新潮は21日付けの紙面において「クラブの賛否を確認するための投票において、その意思表明を操作するために質問の項目が変更されていた」と報じていた。

しかしながら、その疑惑に対してJリーグは公式に否定。議事の進行について以下のように説明している。

  1. まず前回の実行委員会にて提示された各選択肢の内容がわかりにくいとのクラブからの声を受けて、各選択肢の内容についてあらためて事務局から説明が行われた
  2. これに対し一部のクラブから「当初Jリーグが設定した選択肢の表現内容では、クラブの明確な意見を表明できない」との発言があった
  3. かかる発言を受け、議場の確認を経ながら、選択肢をより意見表明しやすい文言に変更した
  4. 従前の選択肢が新しい選択肢のうちどれに該当するかについても明確に示された
  5. 議事進行の円滑化のため選択肢は会議前からクラブに示され、事前回答も可能であったが、当日の議論や選択肢の文言変更を受けて、事前に投票したクラブの回答変更も可能とした上で、最終投票を実施した
  6. 最終投票後、各クラブの最終回答内容は全て議場に開示された

Jリーグの弁護士を務めている野宮拓法務委員長はこの週刊新潮の報道に対して以下のようにコメントを発表している。

「シーズン移行はJリーグとして極めて大きな意思決定であるため、法務委員長として実行委員会にもオブザーバー参加して議論の経過を見守ってきましたが、記事において指摘されている選択肢の文言変更は、一部のクラブの提案を受けて、議場の確認を経て新たな選択肢の内容を確定した上で、各クラブによる投票に付したものです」

「選択肢の文言変更に至る経緯、新選択肢の内容の確定、その後の投票行為のいずれの過程においても適切な議事運営がなされており、リーグによる議事運営に一切の瑕疵はないものと認識しております」

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Jリーグにとっては創設30年を迎える中で最大の改革と言えるシーズン移行。正式に決定したあとも、その賛否については激しく議論が続きそうである。

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