2023年シーズンでの現役引退を決めた元日本代表MF柏木陽介。
彼は兵庫県神戸市出身だが、サンフレッチェ広島ユースからプロになった。
鈴木啓太さんのYouTubeチャンネルでその理由を明かしている。
中学3年でヴィッセル神戸ユースの練習に参加していたほか、小学生の時点で神戸のジュニアユース入りの話があったそう。
ただ、「結構クセの強い」小学校時代の監督から「行くな。あんなところ行っても上手くならない」と言われたため、小学生時代は県トレセンにも行かなかったとか。
その後、中学時代に神戸ユースから「一応セレクションは受けてもらうけど、合格やから」と内定をもらった。
ただ、中学3年生の時に兵庫県選抜としてプレーした際、広島ユースから最終選考のオファーがあり、それに合格。神戸ユース、学費全額免除の神戸国際大学附属高等学校、広島ユースという選択肢があったなかで広島を選んだ理由についてはこう明かしている。
「小学生時代の監督にその都度相談してるんですけど、『ヴィッセルはやめとけ』と(笑)
ヴィッセルはちょっとやんちゃな人間も多くて、練習場も(繁華街の)三宮にあって。『お前の性格上、絶対ムリや。100%ダメな人間になる』って言われたんですよ」
環境面で広島のほうが合っていると説得されたことが理由だったようだ。鈴木さんも「その先生すごいですね」と唸っていた。ちなみに、広島ユースの拠点は広島市街地から遠く離れた安芸高田市吉田町にある。
柏木は広島ユース入りが決まった直後に両親が離婚したそうで、母子家庭で支えてくれる母のためにもプロになる決意をあらたにしたとか。
ユース時代の費用は寮費・遠征費込みで月7.5万円。レギュラーになると5万円になり、トップ昇格が決まると2.5万円、トップ昇格選手は0円になったそうで、柏木は高校1年の1月時点で5万円になっていたそう。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ