2022年3月に発生したポール・ポグバの誘拐・恐喝事件の捜査で新たな展開があったようだ。

ポール・ポグバはパリの友人のアパートで行われたパーティに参加していた際、アサルトライフルを持った男性二人に襲撃され、友人とともに一時誘拐されて金銭を要求されていた。

武装したギャングは「13年間秘密裏にお前を護衛してきた。その報酬として1300万ユーロ(およそ20.5億円)を支払え」と要求したと伝えられている。ポール・ポグバは10万ユーロ(およそ1600万円)を支払ったものの、その後も繰り返し恐喝を受けていたそう。

この事件にはポール・ポグバの幼馴染である通称「ママドゥ・M」と、兄の元ギニア代表FWマティアス・ポグバが関与していたとして捜査が進められている。

そして『L’Equipe』の報道によれば、フランス警察は現在「ポール・ポグバと一緒に誘拐された友人も共犯者だった」と考えているよう。

それは通称「アダマ・C」と呼ばれる人物で、ポール・ポグバも供述で「一緒に誘拐された友人である」と同じ被害者であると信じていたとのこと。

しかしながら、その後の捜査でアダマ・Cとママドゥ・Mがメッセージアプリの「WhatsApp」で連絡を取っており、ポール・ポグバから「2500万ユーロ(およそ39.5億円)を奪う方法を検討していた痕跡が発見されたそう。

そして彼らは友人たちに犯罪の計画を電話で伝え、その日時を指定した。その時に言われていた日付はまさに誘拐事件と同じものだったという。

また、アダマ・Cはポール・ポグバ家と親密だった弟に「彼を車で迎えに行ってくれ」と指示していたことも分かっているという。

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なお、アダマ・Cとママドゥ・M、さらにマティアス・ポグバもこれらの容疑については否定しており、現在もさらなる捜査が進められている。

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