ジュビロ磐田は9日、元日本代表MF遠藤保仁(43)が現役引退し、今シーズンからガンバ大阪のコーチに就任することを発表した。

小野伸二に続き、黄金世代の一人がユニフォームを脱ぐことになった。

鹿児島県出身の遠藤は、1998年に鹿児島実高から横浜フリューゲルスに加入。フリューゲルス消滅により1999年に京都サンガ、2001年にはガンバ大阪へ移籍した。

ガンバ時代は彼の全盛期で西野朗監督のチームで司令塔を任され、J1リーグやACLなど9つのタイトルを獲得。同時期には日本代表としても活躍し、3度のワールドカップ出場を含む歴代最多152試合に出場した。

最晩年の2020年途中にはジュビロ磐田に加入し、2023シーズンは21試合出場でJ1昇格に貢献していたが後半には出場機会が減っていた。

同期のスター選手が海外に挑戦する中でJリーグ一筋を貫いた遠藤。通算776試合(J1が672試合、J2が104試合)で26年間の現役生活にピリオドをうった。

ジュビロ磐田の公式サイトに掲載された遠藤のコメントは以下の通り。

「ジュビロ磐田のファン・サポーターの皆様、私は2023シーズンをもちまして現役生活に終止符を打ち、引退することを決めました。

ジュビロには2020シーズンの途中から移籍をさせていただき、加入当初はJ2で、翌シーズンもJ2で戦って、見事優勝・J1昇格という良い想い出ももちろんありますが、J2に降格してしまったという悔しい思いもしました。ただ、2023シーズンでまたJ1に上がることができて、来シーズンはJ1でみんなが輝いているところを陰ながら応援したいと思っております。

私自身、磐田・浜松での生活を本当に楽しめました。皆さんが優しく接してくれ、リスペクトしてくれて、素晴らしい約3年間を過ごせたと思っています。サッカーの部分でもすごく楽しく、毎日充実した日々を送ることができたのも、皆さんのおかげだと感謝しています。

今シーズン、僕自身はガンバ大阪のコーチをすることが決定していますが、吹田スタジアムにジュビロの皆さんも来られると思うので、また会えるときを楽しみにしています。

素晴らしい関係をジュビロ磐田の皆さんと、磐田・浜松の皆さんと築くことができたので、また磐田・浜松に遊びに行きたいなと思っています約3シーズン、お世話になりました。最高の想い出ができたと思っております。

本当にありがとうございました。バイバイ!」

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また、ガンバ大阪の公式サイトにもコメントが掲載されている。

「ガンバ大阪サポーターの皆さま。2024シーズンよりガンバ大阪トップチームのコーチに就任することになりました。

私のキャリアの中でも多くの月日を過ごしたクラブで、また戦うことが出来ることを大変嬉しく思います。指導者としては勉強の身なので、紆余曲折あると思いますが、選手達と共に成長し、チームの勝利に貢献していきたいです。

その中で、私が選手時代に感じたことなど、選手にとってプラスになる要素があれば伝えていきたいと考えております。今後とも宜しくお願い申し上げます。」

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