日本代表は、14日に行われるアジアカップ初戦でベトナムと対戦する。フィリップ・トルシエ監督が率いるベトナムで要注意になるのは、今大会で10番を背負うFWファム・トゥアン・ハイになりそうだ。

地元紙『Báo Thanh Niên』は、「すべての希望はトゥアン・ハイの肩にかかっている」と伝えている。

「トゥアン・ハイはトルシエ監督率いるベトナムのベストストライカーだ。

6試合で2ゴールを記録。シリア戦での予想外のロングシュート、パレスチナ戦では味方の明確なパスを受けての至近距離から沈めた。両ゴールともにこのストライカーの持ち味である決定力、シュートの大胆さ、フィジカル、敏捷性を示すものだ。

ハノイFCでは、AFCチャンピオンズリーグの舞台で浦和レッズや浦項スティーラースといった大陸のビッグプレーヤー相手に4ゴール1アシストを記録しており、チームのベストプレーヤーになっている。日本や韓国のトップディフェンダー相手に、自信を持ってアグレッシブかつ効果的にプレーした。

彼はキャリアの円熟期を迎えている。ランニングステップとボールスキル、フィニッシュを兼備。国内リーグでは50メートル以上のロングシュートを決めるなど果敢な決断力と(172cmながら)正確な空中戦も持ち味としている。

アジアカップではトルシエ監督がトゥアン・ハイを3-4-3のどのポジションに配置し、誰が彼をサポートするかが重要だ」