かつてアルゼンチン代表として活躍したカルロス・テベス。

2018年に中国から古巣ボカ・ジュニオルスに復帰すると2021年に引退した。『Clank!』のインタビューで、父親を亡くしたことが引退の理由だったと明かした。

「同じ年(2021年のはず)に父が病に倒れた。新型コロナに罹り、その後、喉頭ガンと診断された。父が入院し、プレーをすることはとても重かった。父が植物状態なのに、ボカではキャプテンを務めなければいけなかった。

負ければ俺のせいだし、勝てば他の選手の手柄になる。プレーする意味を見出せなくなり、非常につらい年だった。父が亡くなった時、『これ以上なぜ』と思った。もう耐えられなかった。

サッカー人生、練習を続けること、早起きしてプレーすることに意味を見出せなくなった。だから、やめることに決めたんだ」

テベスはゴールを決めたりするとハーフタイムに泣いてしまうこともあったそう。チームメイトたちは彼の状況を分かっていて、テベスは涙を乾かして何事もなかったように後半のプレーに臨んでいたとか。

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そんな彼は現在監督を務めているが、自らサッカーをプレーすることはほぼないようだ。誘われてもプレーしないとしつつ、「酒と肉があるなら」とジョークも飛ばしていたとのこと。

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