サッカー界で問題になってきた人種差別。

4日に行われたサン・ロレンソ(アルゼンチン)対パウメイラス(ブラジル)のコパ・リベルタドーレスでは、あるファンの行為が物議を醸すことになった。

サン・ロレンソホームで行われた一戦は1-1の引き分けになったのだが、サン・ロレンソの女性ファンがパウメイラスファンに対して猿まねのようなポーズをしていたのだ。

この出来事があったのは、パウメイラスが後半36分に同点ゴールを決めた直後だったという。

その後、サン・ロレンソはこの件について謝罪する声明を出した。

「女性があからさまな人種差別行為を行ったという非難すべき事件を踏まえ、身元特定に全力で取り組む。

(クラブの)会員である場合は、社会的・スポーツ的権利の予防的停止、会員でない場合は、今後すべてのクラブ施設への入場が不可能となる。そして、彼女が会員であった場合には、倫理・懲戒審議会に彼女の記録を画像資料とともに提出し、彼らが適切と考える措置を講じられるようにする。

南米と世界のサッカー界は、すべてのスポーツの仲間意識に反するこのような態度をきっぱりと根絶しなければならないことを理解し、我々は上記のような行動を絶対的に否定する。

この場をお借りして、パウメイラスに深くお詫び申し上げる。サン・ロレンソは、今回のような行為を支持、承認、共有するものではない。人種差別、外国人排斥、不寛容は、我々がクラブに植え付けようとする価値観の一部ではない」

女性ファンはクラブから永久追放の処分を受ける可能性もあるようだ。

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一方、パウメイラスはサン・ロレンソに対する制裁を南米サッカー連盟に求めている。

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