パリオリンピックのアジア最終予選も兼ねたU23アジアカップ。U-23日本代表は22日のグループステージ最終節で韓国と激突する。

韓国代表を率いる55歳のファン・ソンホン監督は、現役時代にJリーグでもプレーした経験がある人物だ。今年からはユルゲン・クリンスマン監督が解任されたフル代表の暫定監督も務めている。

そうしたなか、『nate』は、「2022年にファン・ソンホン監督に悪夢を与えた7人…0-3で敗れた日本戦の屈辱を返上できるか」と伝えていた。「今回の日韓戦は双方が試合前から復讐心を燃やす試合」、「日本は2023年アジア競技大会の復讐を夢見ている」とも。

2023年に中国で行われたアジア競技大会。日本は決勝戦で韓国に1-2で逆転負けして準優勝となったが、当時韓国を率いていたのは、ファン・ソンホン監督だった(24歳以下のチーム編成)。

「(当時から大岩剛監督が率いていた)日本はアジア大会の復讐を成功させる計画だ。そのために、今大会ではUAEとの第2戦で7人を入れ替える大幅なローテーションを採用した。日韓戦を考慮したものだと考えるしかない」としている。

一方、復讐を狙っているのは韓国も同じとのこと。2022年のU23アジアカップで韓国は日本との準々決勝に0-3で敗戦。当時もファン・ソンホン監督と大岩監督がチームを率いていた。

同紙は「2022年、ファン・ソンホン監督は日本に0-3と屈辱的な敗戦を喫した。1点も奪えずに完敗し、苦々しく帰国しなければいけなかった」としている。そして、その試合に出場していたメンバーで今大会にも出場している以下の7選手を紹介。

内野貴史
佐藤恵允
山本理仁
藤田譲瑠チマ
松木玖生
藤尾翔太
細谷真大

2ゴールを決めた鈴木唯人(現ブレンビー)は今大会に招集できなかったが、もう1点は細谷が決めている。

一方、韓国は2年前とはほぼ違うメンバー。残っているのはチョ・ヒョンテク(今大会2番)とオム・チソン(同17番)の2人だけだが、両選手とも日本戦には出場しなかった。

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ファン・ソンホン監督は再戦する日本について「長い間組織力を鍛えてきており、組織力という点では今大会トップレベル。プレッシングや多彩なビルドアップなど多様性があり、相手を困難にさせる傾向がある。スピードにも注意しないといけない」と警戒している。韓国は主力CB2人が欠場することになり、本職のCBがひとりしかいない状態。守備的MFをCBとして起用する意味込みだが、指揮官は「難しい状況なのは確か」とも話している。

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