12日に行われたエールディビジ第33節、NECナイメーヘン対フェイエノールト戦で佐野航大と上田綺世が揃ってゴールを決めた。

NEC佐野は後半2分に同点ゴール、フェイエ上田は後半43分に決勝ゴールを叩き込んだ。NECの小川航基も途中出場した一戦は、3-2でフェイエノールトが勝利している。

先発フル出場した上田は1ゴール1アシストの活躍。『De Telegraaf』によれば、アルネ・スロット監督は「綺世はゴールを量産するだろう」と来季の爆発を予言していたそう(スロット監督はリヴァプール行きが濃厚)。

ただ、現地では上田の評価はまだ分かれているようだ。元アヤックスFWケネス・ペレスと元フェイエノールトMFカリム・アルアハマディは、『ESPN』の番組でこう指摘していたそう。

ケネス・ペレス

「上田はいい選手だと思う。ずっと監督はまだ納得させられていないと言っていたが、我々は出場時間が少ないと反論してきた。トレーニングでは得点を量産していると。いまの彼は3試合で3ゴールを決めている。(来季の上田にはいいチャンスがある)実際そうなるだろう。すでに彼に900万ユーロ~1000万ユーロ(15億円~16.7億円)も支払っているのに、別のストライカーを補強するとは考えにくい。パスかシュートの瞬間をうまく認識できる場面が増えた。来季に向けてはMFをもっと離してプレーさせれば、ストライカーへのラインがフリーになり、つながることができる」

カリム・アルアハマディ

「彼はフィニッシュのクオリティが高い。だが、プレッシングやプレー全体ではまだステップを踏む必要がある」

フェイエノールトは上田獲得にクラブ史上最高額の900万ユーロを投じた。アルアハマディは、上田のフィニッシュは評価しつつ、プレッシングなどは改善点だと指摘していたようだ。

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すでに2位が確定しているフェイエノールトは、19日の最終戦でエクセルシオールと対戦する。

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