季節はまもなく夏。今年も暑くなりそうだが、それよりも熱い話題がここにある。そう、「Jリーグチームの外国籍選手補強」だ。

おかげさまで9年目を迎えたこの企画。今回もJリーグにやって来そうなオーラを纏った選手達を紹介していきたい。

今夏のトレンドはズバリ「中東リーグ」。大物外国籍選手の加入ばかりが注目されがちな一方、そもそも枠自体が多いため、今夏はコスパの良い優良外国籍選手やベテランのビッグネームが多く市場へ出て来そう。また、以前Jリーグでプレーした外国籍選手、自国リーグが終了した東南アジアのスター選手も狙い目と言える。

ちなみに、前回(2023年 冬)はガブリエル・シャビエルがファジアーノ岡山にやって来た。今回も誰かやって来るだろうか。選びに選び抜いた11名、ぜひご覧ください。

ジョシュア・キング

Joshua King

国籍:ノルウェー
ポジション:FW
年齢:32歳
所属:フリー ※前所属 フェネルバフチェSK(TUR)

イングランド・プレミアリーグで長らく活躍したアタッカー。

ガンビア人の父親を持ち、豊かなスピードとタイミングを外したシュートテクニックでゴールを狙う。本職は左ウィングであり、カットインからのシュートも武器だ。

2022-23シーズンに慣れ親しんだイングランドからトルコの名門フェネルバフチェへ移籍。主力として期待されたものの、負傷が相次ぎ期待されたパフォーマンスは見せられず。既に契約満了での退団が決定した。

年齢と負傷癖は気になるところだが、現在はコンディションを取り戻しており、ラストゲームとなった最終節では途中出場ながらゴールを決めている。

移籍金がかからないフリーの身となった今、百戦錬磨のベテランとして獲得に動くJリーグのクラグが出てきそうである。

【Jに来るかも知れない度】★★★

【Jで活躍するかもしれない度】★★★★

パコ・アルカセル

Francisco "Paco" Alcácer García

国籍:スペイン
ポジション:FW
年齢:30歳
所属:エミレーツ・クラブ(UAE) ※シャールジャFC(UAE)からローン移籍中

かつて名門バルセロナやドルトムントでプレーした経歴を持つストライカー。175cmと大柄ではないが、それを補って余りあるゴールセンスを持つ。またプレーエリアも広く、周りを生かすプレーにも定評がある。

2022-23シーズンにビジャレアルからUAE1部リーグのシャールジャFCへ移籍。その後、昨シーズン途中からアンドレス・イニエスタが加入したエミレーツ・クラブへローン移籍した。

エミレーツでは21試合7ゴールの成績を残したものの、監督交代の連続と守備陣の崩壊によりチームは2部リーグへの降格が決定。ローン先のシャールジャもリーグ制覇を逃しており、チームを刷新する可能性も。今後の行方は不透明といえる。

タイプ的にもJリーグとの相性は良いと見ており、今夏はビッグクラブが獲得に動くかもしれない。もしJリーグへやって来れば、多くの若手選手のお手本となりそうなタレントである。

【Jに来るかも知れない度】★★

【Jで活躍するかもしれない度】★★★★★