株式会社クラレは、この春小学校を卒業した子どもを対象に、「将来就きたい職業」のアンケート調査を実施。その調査結果を4日に発表した。
1位は今年も「スポーツ選手」。2位は「医師」、3位は「教員」となった。
「スポーツ選手」は、男子に圧倒的な人気で、競技内訳ではサッカー、バスケットボールの伸びが目立っている。
「医師」は2年連続でポイントを伸ばし、過去最高の2位に。6位「薬剤師」、10位「医療関係」もトップ10入りしており、今年は男女ともに医療職の人気が上昇した。
男女別に見ると、男子では2位に10ポイント以上の差をつけて「スポーツ選手」がトップ。
内訳を見ると、野球は1位をキープしつつもポイントを減らし、一方でサッカーは8ポイント以上アップ。野球とサッカーが肉薄する結果となった。
バスケットボールも昨年からポイントが約3倍にアップ。eスポーツはややポイントを下げたもののバスケに次ぐ位置に付けている。
女子では「漫画家・イラストレーター」が3年連続トップに。
内訳を見ると、イラストレーターが昨年の73.0%から88.9%とさらに増加(残り11.1%は漫画家)。ゲームやアニメなど多彩なコンテンツでイラストレーターの活躍が目立つなか、「将来は自分も」と夢見る子どもが増えているようだ。
なお、女子の「スポーツ選手」は昨年と同じ20位となっている。
【調査概要】
調査対象:2024年3月に小学校を卒業した子ども
調査方法:使い終わったランドセルをアフガニスタンの子どもに贈る当社の国際社会貢献活動「ランドセルは海を越えて」キャンペーンにご協力いただいた方にアンケートを実施(2024年1月中旬~3月中旬)
有効回答:男子314名/女子343名