スペイン代表は開催国ドイツを2-1で下して、EURO準決勝進出を決めた。
延長戦にもつれ込んだ白熱の一戦では、スペイン代表マルク・ククレジャの手にボールが当たったシーンが物議を醸した。
相手のシュートが手に当たったが、主審はPKを宣告せず(動画1分50秒から)。
『A Bola』によれば、ククレジャはこの判定についてこう話していたそう。
「ボールは手に当たったけれど、すぐに審判は『ノー、ノー』と言ってくれた。とても素早かったので、安心したよ。レフェリングの専門家がハンドじゃないと言うなら、ハンドではないさ。
自分はそれを尊重する、結局のところ、判断を下すのは彼らだからね。彼らがそう言うなら、ハンドではない。
少し怪しいものだったのは理解できる。ハンドには見飽きているし、笛が吹かれるものも、そうでないものもある。
もし、ドイツが勝っていたら、話題にされなかっただろう。僕らがトニ・クロースへのカードに不満を言うこともできた。彼は退場になっていたかもしれない」
ボールが当たった際、ククレジャの腕は下がった状態だった。守備面で体を大きくしているわけではないので、UEFAはこういうプレーにはハンドをとらないように勧告している。
なお、この試合が現役ラストゲームになったクロースは、接触プレーでペドリを負傷させてしまったが、そのプレーにカードは提示されず。その後、後半にスペインの決定機を潰した場面でイエローカードを貰っている。