U-23日本代表は30日、パリ五輪のグループステージ第3戦でイスラエルと対戦し、1-0で勝利。3連勝でグループ1位での準々決勝進出を決めた。

2連勝で準々決勝進出を決めている日本は、引き分け以上でグループ1位が決定。イスラエルは1分1敗の勝点1でグループ最下位となっており、突破のためには勝利が絶対条件となる。

日本はイエローカードを1枚もらっている選手を中心にターンオーバーを実施。GKは小久保玲央ブライアン。DFラインは右に本来センターバックの西尾隆矢が入り、そこから鈴木海音、木村誠二、内野貴史という並び。

中盤はキャプテンマークを巻く山本理仁が藤田譲瑠チマに代わりアンカー役を務め、右のインサイドハーフ気味に川﨑颯太、左のトップ下気味に荒木遼太郎。サイドは右に山田楓喜、左に佐藤恵允、1トップには藤尾翔太が入った。

試合はアグレッシブなイスラエルのペースでスタート。日本は受ける姿勢が目立ち、決定機を許すもこれを小久保がセーブでしのぐ。

その後はイスラエルのやり方に慣れた日本がポゼッションの時間を徐々に増やし、コンディション的なフレッシュさを生かしつつ、とくに左サイドから相手陣深くに侵入していく場面をたびたび作り前半を終える。

日本は後半頭から山本に代わって植中旭日が出場。川﨑がアンカーに移り、荒木が右のインサイドハーフ、植中はトップ下気味の位置に入った。

この交代により自分たちのペースを保てなくなった日本は再びイスラエルに流れを渡し、押し込まれる展開が続く。61分には山田に代えて三戸俊介を入れ、左に三戸、右に佐藤という形に変更した。

後半も小久保のビッグセーブに何度も救われつつスコアレスの状況を維持した日本は、79分に川﨑の負傷もあり藤田、さらには細谷真大を投入。

すると後半アディショナルタイム、藤田のスルーパスを佐藤が中央へ折り返し、細谷がゴール右隅へフィニッシュ。苦しい時間を耐えた日本が先制点を奪い、そのまま逃げ切った。

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日本は3連勝でグループDを1位通過。8月2日の準々決勝の相手はグループC2位で、前回の東京五輪では準決勝で敗れたスペインと対戦する。

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