鹿島アントラーズからドイツのマインツへ移籍した日本代表MF佐野海舟。
7月14日に女性への不同意性交の疑いで知人2人とともに警視庁に逮捕された後に釈放され、不起訴処分が決まった。
すでに佐野はマインツに合流しており、16日に行われた3部ヴェーヘン・ヴィースバーデンとのDFBポカール1回戦でデビューを飾った。
そうしたなか、マインツは16日に佐野についての声明を発表した。
「マインツ経営陣は、匿名のオンライン記事およびQ-Blockの出版物に掲載された文章に反論する。
東京の検察庁による佐野に対する捜査は終了した。選手に対する疑惑についての当局によるこの法的決定は我々にとって決定的なものだ。
もちろん、選手に対する捜査は我々のことも動かした。雇用主である我々にとって、従業員が法律を尊重するだけでなく、我々の基準や価値観に沿った行動をとることは不可欠である。我々はこの件について集中的に話し合い、できるだけ限り早く、佐野との個人的な対話も求めた。彼をチームに迎え入れるという我々の決定に反するような情報は一切得ていない。
雇用者として、我々はいかなる捜査にもアクセスできない。これらは法治国家の唯一の責任である。しかし、我々には従業員の個人的権利とプライバシーを保護する義務と責任がある。内部の議論について公にコメントすることはない。我々は誹謗中傷や根拠のない主張に断固として反対する。必要であれば、法的措置を講じる」
『Bild』によれば、Q-Blockは、佐野についてのマインツの態度を批判していたという。
あるウルトラスグループは「マインツの責任者たちは、沈黙というよく知られた行動パターンを指示している。このような問題を隠しておくことは、多くのレベルで間違っている。とりわけ、性的暴力の影響を受けている人たちはこの状況を容認できない」などと声明を出していたととも。