近年、サッカークラブのInstagramやYouTubeで地味に注目を浴びているコンテンツがある。それは食事だ。

動画では、プレミアリーグのクラブで実際に「選手が何を食べているのか」、「サプリメントはどうしているか」、といった栄養面を詳細に教えてくれる。

昨年、マンチェスター・シティがYouTubeにあげた動画ではルベン・ディアスは「幼いころから栄養と水分補給は日課だった」と説明。 

実際にクラブで使われているサプリメントが一部公開されている。

・オメガ3脂肪酸
・プロバイオティクス(善玉菌)
・ビタミンD

それによるとこの3つが大事だそうだ。

ビタミンDは日光を浴びれば摂取できるのだが、ここに入っているのは理由がある。それは、マンチェスターは冬の間、日光を指すことが少ないからだそうだ。動画では「雨のマンチェスター」と表現していた。

また、水分補給についても言及。1リットルの水を飲むと800mlぐらい排出されてしまうが、電解質ドリンクを飲むと塩分により腎臓が何も感じず水分を飲んだだけ体内に蓄えられるという。

ルベン・ディアスはポルトガル料理の「バカリャウ(干し鱈)」を希望しているといい、リヤド・マフレズのパスタほどではないが人気だと説明している。

このようにプレミアリーグでは栄3養面の説明を動画で行うことが珍しくない。

アスリートであるサッカー選手は3食 (朝食、昼食、夕食) をきちんと摂り、バランスの良い栄養素が求められている。

2022年の『PF』によるとプロサッカー選手の食事例として以下をあげている。

朝食

・フルーツ一片
・お粥またはオートミール(蜂蜜またはドライフルーツで甘くしたもの)
・全粒粉パン4枚にジャムまたはオリーブオイルを塗る
・果実を絞ったフレッシュジュース
・ヨーグルト
・クッキー2〜3個

ランチ

・グリルチキンまたはマグロ
・ベーグル、バゲット、その他類似の品種
・オリーブオイルとレモン汁のソースをかけたサラダ
・低脂肪牛乳またはフレッシュジュース
・ブランマフィンまたは低脂肪
・バナナ
・ミックスナッツとレーズン

 夕食

 ・パスタまたはライスの盛り合わせ
・トマトソース
・赤身の牛ミンチ、鶏肉、または焼き魚
・野菜
・アイスクリームとイチゴ

さらには1日2から2.5リットルの水分(水、スポーツドリンク)を摂取するという。

美容のためのSNSアカウントでは、良く食事メニューが公開されている。そこでは、炭水化物を抜くことが一般的だがアスリートは炭水化物や甘いもので糖分を摂取、一方で肉は赤身や鶏肉で、他も低脂肪であることが一般的なようだ。

2023年3月に公開されたリヴァプールの栄養部長モナ・ネマー(カバー画像の女性)による食事のレシピでも朝食はオートミール、昼食はパスタと炭水化物が多く登場している(ただしグルテンフリーのパンもあった)。人気はサーモンだという。

これらは『PF』による食事のレシピパターンと共通している。

(モナ・ネマーの契約はユルゲン・クロップ政権下で最も重要な契約とも言われたことがあるほど大事なことなのだ。)

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こうした動画は、クラブチームの規模を問わず散見されている。クリスタル・パレスやブレントフォードといったチームまでもが栄養動画をあげているのだ。是非、サッカー選手を志す学生や、子供がサッカーをしている親にこそ見て欲しい。

もちろん、Qolyでも興味深い内容があればぜひ取り上げていきたい。

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