ポルトガル1部のジウ・ヴィセンテで10番を背負う藤本寛也。25歳のレフティは今季8試合で5ゴール2アシストと活躍を見せている。
そうしたなか、ポルトガルの『GoalPoint』は、「ジウ・ヴィセンテのサムライ、藤本」という特集を伝えていた。
「まだ8節しか終わっていないが、この初期段階で、いくつかの名前が目立っている。そのうちの1人は藤本寛也だ。ジウ・ヴィセンテで5シーズン目を迎えたこの日本人MFは、チームの復活の主役となっている。
素早さがあり、客観的で、幅広いアクションをこなす彼は、ピッチ上でのアクションがより完全かつ規則的になっており、それがスタッツに反映されている。そのハイライトは第2節でハットトリックを達成した時だ。
ブルーノ・ピニェイロ監督もこう話している。
『藤本に関して言えば、これまでとは違い、高いスタッツのシーズンを送っている。彼は技術的に非常に優れた選手だ。ファイナルサードで相手のバランスを崩せる選手を見つけるのは簡単ではない。藤本は違いを生むことができる場所でプレーするため、これまでになかったスタッツを記録すると信じている』
実際、今季360分以上プレーした選手のなかで藤本は際立ったスタッツを残している。
チャンスメイク:リーグで2番目に決定的チャンスを作り出している(90分平均で0.7回)。
ゲームビジョンに富んだ創造性:攻撃的MFのなかでブレイクパス数2位(90分平均0.6本)
狙いを定めたシューター:11本のシュートを放っている藤本は、ゴールコンバージョン率が45.5%と最も高い(最低3本以上のシュートを記録した選手のなかで)
進化の余地が十分にあるこのサムライは、自信を深めており、ほかのステージに目を向け始めている。ジウ・ヴィセンテとの契約は来年6月30日で満了になるため、来年1月1日からは他クラブと交渉ができるし、0円で移籍できる。彼がこのレベルを維持するなら、求婚者には困らないだろう」
攻撃面のスタッツにおいて、リーグ屈指の存在になっているようだ。
そんな藤本は今季限りでフリーエージェントになるため、欧州でも引く手あまたの人気銘柄になるかもしれないとのこと。
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