韓国代表は15日に行われたイラクとのW杯アジア最終予選に3-2で勝利した。
格下パレスチナとの初戦は0-0に終わった韓国だが、オマーン、ヨルダン、そして、イラク相手に3連勝を飾った。
そのイラク戦は龍仁市で行われたが、『SBS』などによれば、ホームサポーターからは拍手もブーイングもなかったそう。
韓国は今年7月にホン・ミョンボ監督を10年ぶりに代表に呼び戻した。だが、ユルゲン・クリンスマン前監督とホン・ミョンボ監督の選任をめぐる韓国サッカー協会内の不透明さが問題視され、ホン・ミョンボ監督は国会で証言するはめになった。
同紙によれば、「韓国サッカー協会への根深い不信感と、外国人監督の就任を期待していたファンの失望が増すなか、ホン・ミョンボ監督の任命手続きをめぐって論争が広がっていった」という。
そういったこともあり、ホームでのパレスチナ戦に引き分ける失態を演じた後には韓国サポーターによる前代未聞の大ブーイングがスタジアムに巻き起こった。また、選任問題発覚後はホームゲームでホン・ミョンボ監督の姿が電光掲示板に映るたびに韓国ファンはブーイングを浴びせていたそう。
だが、この日は指揮官へのブーイングもなければ、拍手もなし。ホン・ミョンボ監督は試合後になぜブーイングがなかったのかと聞かれると、「理由はよく分からない」と笑顔で話していたそう。
グループBは4試合を終えて、韓国が勝点10で首位、ヨルダンとイラクが勝点7でそれに続いている。