ドミニカで開幕したU-17女子W杯。
日本は17日に行われたポーランドとの初戦を0-0で引き分けたが、20日のブラジル戦には2-1で勝利した。前半8分に先制されるも、後半に佐藤ももサロワンウエキと古田麻子のゴールで逆転勝ちしている。
そうしたなか、ブラジルの『Folha do Estado』は、こう伝えていた。
「ブラジル、物議を醸したU-17W杯の試合で日本に逆転負け。VARによるレビューと物議を醸した判定が目立った試合に1-2の敗戦。
紆余曲折の試合で、ゴールが認められず、PKが議論を呼ぶなか、ブラジルは後半に優位性が崩れた。
試合はブラジルにとって幸先の良いスタートとなり、7分に巧みな個人技から先制。その後もプレスをかけ続けたが、日本は徐々にリズムを取り戻し、守備を苦しめ始めた。前半にはVARの介入によって佐藤のゴールが認められず、前半45分を終えてブラジルが優位を維持した。
後半は展開が一変。49分、佐藤のヘディングで日本が同点に追いついたが、今回はVARの介入はなし。3分後、古田がブラジルの守備陣をドリブルでかわし、ゴール前でのシュートで日本のリードを広げた。
その後、ブラジルのゴールが起点時のファウルで取り消され、チームに大きなフラストレーションをもたらした。
最大の物議を醸したのが76分。ブラジル選手がペナルティエリア内で倒されたが、VARレビュー後、審判はPKを与えないことを決定した。
これによって日本は優位を保ち、勝利を収めた。この結果により、ブラジルは次のポーランド戦でグループステージ突破できるかどうかが微妙な状況に陥っている」
ブラジルの得点が取り消されたシーンとPKが与えられなかった場面での判定に不満があったようだ。
日本は23日のグループステージ最終節でザンビアと対戦する。