今季限りでの退任が発表された川崎フロンターレの鬼木達監督。
同氏がコーチだった時代から苦楽をともにしてきた川崎FW小林悠は思うところがあったようだ。
37歳のベテランストライカーは18日のガンバ大阪戦で途中出場から同点ゴールを決めた(試合は1-1で終了)。
小林は試合後のインタビューで感極まると、声を詰まらせ、涙を浮かべながらこう話していた。
「鬼さんも試合後に…『やっぱり、悠が決めてくれたな』って言ってくれて…ちょっとこらえられなかった。
入った時からずっと一緒にいるので、ほかの人とは思いが違うのかなと。自分が今年まだ2点しかとってなくて、もっと活躍していたら違う…流れになったのかなとか色々思いましたし…悔しいですね。
鬼さんとやる試合をしっかり噛みしめながら、ひとつでも勝てるように頑張ります」
DAZNのやべっちスタジアムでその様子を目にした矢部浩之さんは、「『やっぱり、悠が決めてくれたな』って、泣きますよね、そりゃ。声をかけられたら」とコメント。川崎で鬼木監督から指導を受けた大久保嘉人も「絶対泣きますよね」と同意していた。
また、大久保は「顔は一見怖いんですけど、人柄もよくて、選手の気持ちもめちゃくちゃわかってくれます。悩んでいる選手には鬼さんから声をかけて話をしたり、一緒に解決しようとしてくれるので、選手からの信頼も厚いですし、みんなに愛される素晴らしい人間性を持った監督でした」と鬼木監督の人柄について語っていた。