川崎フロンターレは23日、AFCチャンピオンズリーグエリートのリーグフェーズ第3節で上海申花と対戦。
試合は、開始5分に川崎のマルシーニョが相手選手の足を踏んで一発退場となると、24分に中国代表ワン・ハイジェンのミドルで上海申花が先制。
川崎も10人で奮闘したものの、後半アディショナルタイムにアンドレ・ルイスにPKで決められて力尽きた。
0-2で敗れた川崎は2連敗で1勝2敗の10位。マルシーニョは今季のJ1でも2度退場しており、シーズン3度目のレッドカードとなってしまった。
一方、上海申花は2勝1敗で4位に浮上。チームを率いるのは、本田圭佑がいた時代のCSKAモスクワ指揮官、レオニード・スルツキー監督だ。
スルツキー氏は2015年から2016年にかけてロシア代表監督を兼任した後、イングランドのハル・シティ、オランダのフィテッセ、ロシアのルビン・カザンを経て、今年から上海申花の指揮を執っている。
CSKAモスクワの頃も青年監督と呼ばれていたように、年齢はまだ53歳。川崎の鬼木達監督のほうが3歳年下だが、スルツキー氏は20年以上の監督キャリアを誇る。
上海申花は国内リーグでも週末の試合で上海海港を抜き、残り2節で首位に浮上。敏腕監督のもとで21年ぶりのリーグ優勝に近づいている。
そんな上海申花のホームスタジアム、上海体育場もこの試合では話題に。
72,000人を収容する中国最大のサッカー専用スタジアムで、2020年から2022年にかけて大規模な改修が行われた。
その時に追加された“新装備”がこちら。
もともと設置されていた全周の屋根を延長する形で、なんと全面LEDの天蓋を設置。その広さは1万平方メートルにもなるという。
どんな映像も自由自在。動画だとこんな感じだ。
圧倒的なエンタメ性!これが中国、上海の本気といったところだろう。
日本勢では、来年2月18日のリーグフェーズ最終節、ヴィッセル神戸がここで上海申花と対戦予定。観戦を予定しているファン・サポーターはぜひスタジアムも楽しんでほしい。