28日にパリで行われたバロンドール授与式。サッカー界最高の栄誉は、マンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリに手渡された。
一方、受賞確定ともいわれていたレアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールは2位。クラブは直前にそれを察知し、バロンドール自体をボイコットする前代未聞の事態になった。
バロンドールを主催する『France Football』は、メディアへの情報漏れを避けるため、受賞者を最後まで秘密にするという革新的な方法を今年は採用。
『Relevo』によれば、投票結果は国家機密のような扱われ方をされ、これまで行われてきた受賞者の事前の写真撮影もなかったという。
レアルは事前にパリ行きの準備を進めようとしていたものの、確たる情報を得られず。フロレンティーノ・ペレス会長はその状況に不満を感じつつ、次第に最悪の事態を恐れ始めるようになったという。
その後、直前になってヴィニシウスが受賞しないことを知ったが、クラブとしてもそれを極秘につつ、ヴィニシウス側にもその旨を伝えていたそう。
ただ、かなり直前のタイミングだったため、当のヴィニシウス本人は家族や友人たちと朝方までパーティーをしており、チームメイトたちにはお礼のロレックスを贈ると約束していたものの、まさかの悪夢に遭遇してしまったとのこと。