13日、ザスパ群馬で現役を終えた元日本代表MF細貝萌(38)が引退会見で浦和レッズへの想いを語った。
2005年に浦和レッズでプロデビューした細貝は、日本代表に選ばれたことを契機に2011年からはヨーロッパの舞台で戦った。
細貝は「ヨーロッパに行く前には日本代表とかには入っていたものの、浦和レッズのために素晴らしい結果を残すことができなかった。今でも申し訳ないなという気持ちでいます」と言葉を詰まらせながら振り返った。
地元の前橋育英高校を卒業する際には、「浦和レッズには行かないほうがいい」という助言をたくさんもらったのだという。
「浦和レッズというクラブはビッグクラブで、日本代表選手がいて、オリンピック選手も含めて若い選手がたくさんいる。試合に出ることを考えたら『他のクラブに行ったほうがいい』とそういう意見がありました」
当時の浦和は黄金期に差し掛かるちょうどその時で、集客力も含めて日本一のクラブといえる状況。実際に1年目はなかなか試合に絡むことはできなかった。
それでも「僕自身はたくさんの方の前でプレーしたかった気持ちと、試合に出ることよりもたくさんの素晴らしい先輩方とプロサッカー選手としてのスタートを切れる…そのために浦和レッズにいたので」と得られるものは大きかったと強調。
「(自身の現役生活の)この20年を作ってくれたのは間違いないのですごく感謝しています」と語っていた。
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また細貝は、自身と同じポジションの先輩だった元日本代表MF鈴木啓太に公私ともお世話になったとして感謝していた。