スコットランドサッカー協会(SPFL)のイアン・マクスウェル最高経営責任者は、「花火」を根絶したいようだ。イギリス『BBC』が伝えた。
今季スコットランドFA杯の準決勝では、サポーターが持ち込んだ花火や発煙筒をよる視界不良で、キックオフが遅れるという事案が発生していた。
これを受けてマクスウェル最高経営責任者は、スコットランドカップの試合中に再び同様の問題が発生した場合には、独自のルールブックに従って対処すると述べた。
ただその一方で、「クラブだけを責めることはできない。これは世界的なサッカー問題だ。UEFAで我々が話をした全員が同じ問題に取り組んでいる」と、問題の根深さを嘆いた。
「まだ誰もこの問題にどう対処するべきか分かっていない。我々、SPFL、スコットランド政府、スコットランド警察が協力して、解決策を見つける義務がある。なぜなら、この問題は増加しており、スコットランドのサッカー界では明らかに歓迎されてないものであり、我々はこれを根絶するように努める必要があるからだ」
「大多数の人は試合中のマスク着用を望んでいない。基本的にマスクは安全ではないし、試合を観戦する人々に悪影響を与える。また、キックオフが遅れているし、呼吸困難のためスタジアムから退場しなければならない人も大勢いる」
マクスウェル氏は「現在、プレイヤーから、煙が自分たちに与えている影響についてのフィードバックを受け取っている」と解決に向けて動き出しているようだ。
試合終了直後に投げ込まれた違法爆竹によりサッカー選手が指を喪失、26歳を迎える誕生日に悲劇
それでもファンによるスタジアム内への花火を持ち込みを「止めるのは難しい」と、今後の対応に注目が集まる。