シュトゥットガルトは21日に行われたブンデスリーガ15節のザンクト・パウリ戦に0-1で敗れた。
公式戦4連勝中だったが、年内最終戦を黒星で終えることになった。
日本人の母とアメリカ人の父を持つ20歳のチェイス・アンリは後半頭から出場。相手にPKを与える場面もあるなどチーム同様に苦しんだ(そのPKは相手が失敗)。
そのアンリはABEMAの試合後インタビューでシュトゥットガルトでお世話になった原口元気(現浦和レッズ)と対談。
旧知の間柄である先輩から「おつかれ、今日は難しかったね」と労われると「難しい流れでしたね、(試合に)入りづらかったです。やりづらかったなぁ…ミスった」と本音を吐露していた。
そのうえで、PKを与えた後も下を向かずにプレーできたのは成長した証と讃えられると、「正直、ここで下を向いたら自分のプレーも終わる。いつも落ち込んじゃうけど、そういうところが結構よくなったと思う」と話していた。さらに、2人はこんな話をしていた。
原口「2024年が終わったけど、アンリにとってすごくいい1年だったんじゃない」
アンリ「これ以上ないですね。感謝ですね、監督とかに。こんなに試合に出るとは思ってなかった。セカンドチームで試合に出て、トップチームで練習すると思っていたので、こんなに試合に出れて、感謝しかないですね」
原口「俺もアンリのプレーを見ていて、どんどん良くなっていたし。ヘーネスのもとでさ、あれだけ信頼されるのは、俺もできなかったことだから。本当にすごいなと思った」
原口もセバスティアン・ヘーネス監督のもとでプレーしたが、その指揮官から20歳にして信頼を受けているのはすごいと感じているようだ。
そして、原口から来年はどんな年にしたいかと聞かれたアンリは、世界一のセンターバックを目指しているので、技術練習を含めてやるべきことをやり、「元気くんから学んだことを毎日やって、このまま進めばいいかなと思います」と締めくくっていた。