9日に行われたFAカップ3回戦、エヴァートン対4部ピーターボロ。
この試合では、39歳アシュリー・ヤングと18歳のテイラー・ヤングの親子対決が注目された。
エヴァートンは父アシュリーを後半途中から出場させたものの、ピーターボロは息子テイラーを最後まで起用せず。
父アシュリーは「夢が叶うかもしれない」と親子対決実現を期待していただけに、2-0で勝利したものの「がっかりした…」とSNSに投稿していた。
そうしたなか、ピーターボロのダラー・マッカンソニー会長が見せた反応が話題になっている。
あるファンが「(テイラーを起用しなかった)監督を解任すべき。彼はあなたのクラブがサッカー史に名を残すのを阻止した。あなたのクラブがFAカップで最も大きなストーリーのひとつになるのを阻止した。彼は0-2の敗戦を喫し、何も示せないでいる!サッカーは監督のエゴより大きなものだクビにしろ!」とSNSで訴えるとこう返信していたのだ。
「こんな馬鹿げたことはやめるべきだ。監督の行動は100%正しかった。これは親善試合やエキシビションマッチではなかった。
テイラーはU-21チームで素晴らしい活躍を見せ、輝かしい未来に向けて驚異的な成長を遂げている。
だが、残り数分で1点ビハインドという試合状況を考えれば、あのタイミングでの起用はチームにとって正しいものではなかった。
彼をクビにしろという愚かなツイートを発信するのは、知性がないものであり、率直に言ってバカだ。いずれアシュリーも今の感情とは対照的にこのことを理解してくれるはずだ」
エヴァートンがPKで2点目を奪ったのは後半アディショナルタイム8分のこと。試合は拮抗しており、18歳のテイラーを起用できる状況ではなかったと監督の判断を擁護していたようだ。
なお、息子テイラーは「信じれないような経験だった。一生の思い出。父さんと同じピッチにいられた。結果は残念だけど、幸運にも僕のユニフォームをお願いする必要はなかったね。FAカップで優勝してね」とSNSに投稿。
父アシュリーも「息子と記念すべき思い出ができた。一緒にピッチに立って歴史を作ることはできなかったけれど、一生の思い出になった。息子よ。昨日送ってくれた『あなたと同じピッチにいられて幸せ』というメッセージにはやられたよ。自分が君をどれほど誇りに思っているか、わからないだろうな」という投稿もしている。