近年、スペインのスーペルコパは、サウジアラビアで開催されてきた。
1月9日にはサウジアラビアのジッダでレアル・マドリーとマジョルカがスーペルコパ準決勝で対戦。マジョルカの日本代表FW浅野拓磨も出場した一戦は、レアルが3-0で勝利している。
ただ、『Marca』などによれば、現地で試合を観戦したマジョルカ選手の妻たちがハラスメント被害を訴えたという。
マジョルカMFダニ・ロドリゲスの妻クリスティーナさんは、「(スタジアムからの退出は)少し難しかった。子供たちと一緒に行ったけれど、警備員がいなかった。この国の子供たちが私たちを間近で撮影し、ハラスメントをしてきた。誰も守ってくれなかったので、少し混乱した..とてもひどいものだった」などと語ったそう。また、マジョルカGKドミニク・グライフの妻も試合後にアラビア語で侮辱されたり、同意なしに映像を撮られたりしたと訴えている。
現地で試合を観戦したというマジョルカファンもこう話しているとのこと。
「(試合を観戦する際)現地ファンと一緒にされた。試合中、多くのファンがちょっかいを出し、からかったり、子供たちや年配の人たちに迷惑をかけたり、挑発したりしてきた。
とても不愉快だったが、何よりもひどかったのは、試合後にスタンドからバスに向かう途中だった。
何百人もの人がハラスメントをしてきた。同意なしに写真を撮ったり、頭を叩いたりした...とても不快だったが、最悪だったのは女性が受けたこと。彼女たちは触られた。同意なしに写真を撮られ...そう...触られたんだ」
試合が行われた「キング・アブドゥッラー・スポーツシティ」は、昨年10月にサウジ対日本代表のW杯予選が行われたスタジアムでもある。