「東南アジアのワールドカップ」ともいわれるASEAN三菱電機カップで優勝を飾ったベトナム代表。

大会得点王と大会MVPをダブル受賞した元Jリーガーのグエン・スアン・ソンことラファエルソンら6選手は勲章を授与されることにもなった。

一方、石井正忠監督が率いるタイ代表は、決勝でベトナムに敗れて惜しくも準優勝となった。

『The Thao 247』などによれば、その石井監督は、対戦したベトナム選手のJリーグ移籍を手助けすると申し出たとか。

推されているのは、プードンFCに所属する27歳のMF、グエン・ホアン・ドゥク。

勲章を授与されたひとりである彼は、今大会で卓越したパフォーマンスを見せた。

決勝戦2ndレグが行われた5日にグエン・ホアン・ドゥクと石井監督は話をしたそう。石井監督は、なぜJリーグでプレーしないのかと尋ねたうえで、必要なら日本のクラブを紹介すると申し出たとか。

グエン・ホアン・ドゥクは、(これまでは日本に行く)チャンスがなかったと説明しつつ、感謝の意を示したとのこと。

ただ、話し合いは公式なものではなかったという。それでも、グエン・ホアン・ドゥクが対戦した石井監督に強い印象を残したのは確かなようだ。

本日1月11日が27歳の誕生日であるグエン・ホアン・ドゥクは、184cmとベトナムには珍しい大型のレフティMFだ(ベトナム男性の平均身長は164㎝ほど)。

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57歳の石井監督は現役時代に鹿島アントラーズで長く活躍。指導者としては鹿島、大宮アルディージャを率いた後、タイのクラブを指揮し、2023年末からタイ代表監督を務めている。

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