12日、J1の柏レイソルは、関根大輝(ひろき)がフランス1部のスタッド・ランスに完全移籍することが決まったと発表した。
22歳の関根は、静岡学園高校、拓殖大学を経て柏でプロになった187cmの大型DF。昨年のパリ五輪にも出場した逸材で、日本代表への招集経験もある(まだ出場はなし)。
「このたび、スタッド ランスへ完全移籍で加入することが決まりました。
約1年半前、柏レイソルへの加入が決まり、昨シーズンからプロキャリアをスタートさせていただきました。この1年半はあっという間に過ぎていって、とても充実した毎日をこの柏レイソルで過ごすことができました。
ピッチ内、ピッチ外で多くのことを支えてくれたチームメート、プロとしてまだまだ未熟な私に様々なアドバイスをくれたスタッフの方々、そして毎試合のように圧倒的な日立台の雰囲気を作ってくださるファン・サポーターの方々、本当にありがとうございました!
柏レイソルという歴史ある偉大なクラブでプロとしてのキャリアをスタートすることができたことを誇りに思います。戦いの場は海外へと移りますが、柏レイソルで学んだことをこれからも自分らしく表現し、もっと上の舞台に駆け上がっていけるように頑張ります!これからも応援よろしくお願いします。行ってきます!」
関根が新天地で背負う背番号は3に決定。スタッド・ランスには伊東純也、中村敬斗の日本代表コンビが所属しており、3人目の日本人選手になる。
ランスのスポーツディレクターは「関根大輝は非常に完成された選手。守備面では信頼できるし、攻撃面でも大きく貢献できる。戦術的バックグラウンドと守備技術は、我々のシステムにおいて貴重な戦力となる。彼のフィジカルと緊急時の守備能力は、リーグアン(フランス1部リーグ)の要件に完全に適合している。さらに、彼はボールリリースと構築において非常に優れた足元を持っており、ラスト30メートルでクロスを上げるのに効果的だ」と期待を口にしている。