冨安健洋が所属するアーセナルは、12日に行われたマンチェスター・ユナイテッドとのFAカップ3回戦でPK戦の末に敗れた。

FWとして起用されたドイツ代表カイ・ハヴァーツはチャンスを逸したことでSNS上で叩かれており、妻ソフィアさんにまで「流産しろ」、「お前の家に行って、赤ん坊を惨殺してやろう」との悪質なダイレクトメッセージが送りつけられることになった。

アーセナルのミケル・アルテタ監督は、SNS上でのハヴァーツ批判についてこう述べた。

「正直言って信じられない。これは本当にどうにかしなければいけない。それを受け入れたり、隠したりすることは、恐ろしい結果を招くからだ。

サッカー界から根絶しなければならないものだ。なぜなら、それはとても皮肉的で、行動の結果に依存しているからだ。こんな業界は他にない。

1-0で勝利した12月27日のイプスウィッチ戦ではハヴァーツがゴールを決めた。そのあとスタジアム全体が『Waka、Waka(ハヴァーツのチャント)』を歌っていた。ほんの20日前のことだ。

視点はどこにある?我々全員に責任がある。あなたたち(メディア)にも責任があるし、話し方には誰もが責任がある。ほかに目を向けることはできない。

これは本当に深刻な問題だ。私も影響を受けている。彼にも影響するし、この業界にいるすべての人に影響する。それを受け入れ、これも仕事だと言うこともできるが、限度があり、一線を引かなければいけない。

我々はテクノロジーやサッカーの次に来るものに多くの注意を払っている。サッカーの次とは、これを禁止すること。あってはならないこと。それだけだ」

ハヴァーツはアーセナル加入当初も批判されたが、指揮官は「誰もが彼をサポートした。すると彼は欧州でも最高の9番のひとりと話題になっていった」とも述べていた。

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なお、アーセナルはFWガブリエウ・ジェズスが前十字靭帯を損傷したため、今冬にストライカーを獲得する必要性が出ている。

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