昨季まで日本代表MF鎌田大地が所属していたイタリアの名門ラツィオ。
エンブレムにも描かれている鷲がクラブのシンボルだが、ラツィオは鷹匠だったフアン・ベルナベ氏を解雇した。
56歳の同氏は、陰部にインプラントを埋め込む手術を受けた後、自分の性器を映した写真や動画をSNSに投稿。ラツィオは「写真とビデオ映像を見て衝撃を受けた」として解雇を決めた。
ベルナベ氏はファシストだった故ベニート・ムッソリーニを敬愛している人物でもあり、2021年には「ナチス敬礼」で停職処分を受けたことがあった。
『Corriere dello Sport』によれば、ラツィオのクラウディオ・ロティート会長は、ベルナベ氏の手術を担当した執刀医も解雇したという。泌尿器科医のガブリエレ・アントニーニ氏もラツィオのメディカルスタッフだった。
ロティ―ト会長はベルナベ氏が裸を映した映像はやりすぎだったと感じており、「あの男は我々と15年一緒にやってきたが、真のスポーツ的価値の名の下に行動することを要求するラツィオの倫理規定に違反したという事実を考慮し、即解雇した」とのこと。
また、アントニーニ氏も「光の速さで解雇した」そうで、解雇した2人には損害賠償請求を行う構えだそう。