前橋育英の優勝で幕を閉じた第103回全国高校サッカー選手権大会。

流通経済大柏は決勝戦、10人目までもつれ込むPK戦の末惜しくも敗れ、17年ぶり2度目の選手権制覇を逃した。

しかし3回戦でU-18プレミアリーグ覇者の大津を破ると、準々決勝では上田西に8-0と大勝。市立船橋と並ぶ千葉県の雄として、全国の舞台でその実力をいかんなく発揮してみせた。

その一翼を担い、前橋育英との決勝でゴールも決めたMF亀田歩夢は今年、J2のカターレ富山でプロ入りする。

13日の選手権決勝まで戦った18歳のドリブラーはまだチームに合流していないとみられるが、早くも抜群の存在感を発揮している。

カターレ富山は15日、受注販売が行われている2025新ユニフォームの選手ネーム&ナンバー売上ランキングを発表(※1月13日販売分まで)。こんな顔ぶれとなった。

1位:碓井聖生
2位:亀田歩夢
3位:田川知樹
4位:松岡大智
5位:吉平翼

1位の碓井は昨季、J2昇格プレーオフ決勝の松本山雅FC戦で終盤に2ゴールを決め、チームの劇的J2復帰に大きく貢献した地元富山県出身のストライカー。

亀田はなんと新加入にもかかわらず、その碓井に次ぐ2位にランクインしたのだ。

ファン・サポーターの期待の高さが表れた結果。そして、やはり地上波放送のある選手権の偉大さも感じさせる。

高校サッカー屈指の強豪校、流通経済大柏が輩出した「最強の5人」

フットサル出身で中学年代まで真剣に取り組みつつ、常にサッカーを意識してスキルを磨いてきた亀田。

異色のドリブラーは11年ぶりにJ2へ帰ってくるカターレ富山の“見どころ”の一つとなりそうだ。

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