イングランド5部タムワースは12日に1部トッテナムとFAカップで対戦。4カテゴリー離れたチームの試合ではあったものの敢闘、0-3で敗北した。

試合後、途中出場したアメリカ人FWクリス・レーは自身のX(旧Twitter)を更新。「今日は素晴らしい一日でした。インスタグラムを開いたときにこんなものを見るなんて思ってもいませんでした」と皮肉を交えながら、自身がサポーターから誹謗中傷を受けたことを報告していた。

そして14日にもXを更新。その日に予定されていた試合にも出場しないことを明らかにした。

その理由について、レイは「この問題を通して私を支えてくれた監督には最大限の敬意を払っているが、クラブがまだ公に私を支えてくれていないことに失望している。事件から36時間以上が経過したが、クラブの役員から電話を受けたのは1回だけだ。大丈夫かと尋ねられたことは一度もなく、むしろ、問題を内部に留めておきたいという理由で沈黙を守っていると告げられた」と、クラブが人種差別問題を隠蔽しようとしていたことが原因だと語っている。

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これを受け、クラブは15日に公式Xを更新。クラブの役員が警察と連携し、人種差別を行った人物に対する捜査を開始している旨の声明を発表した。

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