日本では現在57歳になるカズこと三浦知良がアトレチコ鈴鹿クラブでプレーし続けており、JFLでの最年長記録を更新し続けている。
しかしながらウルグアイにはロベルト・カルモナという62歳の現役プロサッカー選手がおり、ギネス世界記録に「サッカー選手としての最長キャリア」として登録されている。
彼は1976年にミッドフィルダーとしてプレーし始めたあと、リーベルプール・モンテビデオなどカナダ、アメリカ、パラグアイ、アメリカ、スペイン、イタリアなど30以上のクラブに所属したという。
後にセンターバックへとコンバートされた彼はこれまで2200試合以上に出場してきたが、まだ現役引退をするつもりはない。
これまで8回にわたる手術を受けてきた経験を持ち、昨年末にウルグアイ4部のヌエボ・カサボを退団してフリーになっているものの、まだ新しい活躍の場を探しているとのこと。『AS』によれば、彼は以下のように語っているそうだ。
「昨年末に退団はしたが、引退は考えていない。私は契約なしでサッカーをしているんだ。基本的なお金だけでは生活するのに十分ではないが、イベントへの参加など様々な副収入があるので、人生になにか欠けているものはないのだ。
私はこれまでサッカーの偉人たちと美しい瞬間を共有してきた。ディエゴ・マラドーナもその中のひとりだ。ただ、自分にロールモデルはいない。自分自身がお手本なのだ。二度と現われることのないユニークな選手だからね。
私はこれまでの49年間、言い訳をせずにトレーニングを続けてきた。サッカーで成功するために最も重要なものは練習だ。1日2~3時間、週6日のペースでやってきた。クリスティアーノ・ロナウドと私は『プロフェッショナリズム』という点でとても似ているよ」
カルモナはプレーでの報酬については受け取っていないものの、他の収入で生活しながらプロやセミプロのクラブで試合に出場し続けているという。
自身が打ち立ててきた大記録に対しては「かつての最年長記録は、今や私よりも遥かに若いものになっている。FIFAから名誉を与えられるのを待っているよ」と語っているそうだ。